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琵琶湖なう バッグリミットとキーパーサイズの意義

下野正希プロとレイ・スコット(1991年9月 B.A.S.S.メガバックストーナメン)

1991年に初めてアメリカのバストーナメント取材に行ったときに、レイ・スコットと少しだけ話をする機会がありました。彼は当時、会社としてのB.A.S.S.を売却して社長職を退き、会長か何かのポジションでメジャーなトーナメントだけB.A.S.S.の名物司会者としてが姿を見せる半引退とも言うべき身分でした。

そのときの取材は、テネシー州レイク・チカマウガで開催されたメガバックストーナメントに初参戦した下野正希プロに同行して、いきなり初入賞という、僕のキャリア上もエポックメイキングな仕事になったわけですが、ほかにも後の仕事の糧になる貴重な経験の連続でした。バストーナメントをうまくやっていくためには選手の意見によく耳を傾けるべきだと言い切ったB.A.S.S.社長ヘレン・サビアーのインタビュー、レンジャー社の巨大で先進的なバスボート工場の取材、当時はすでに同社の会長になっていたフォーレスト・ウッドの話を聞けたことなどなど、どれも忘れ難く今でも記憶に残っています。

中でも特に印象深かったのがレイ・スコットの話で、アメリカでバストーナメントが成功した大きな要因の一つは、バッグリミットとキーパーサイズを組み合わせたトーナメントのフォーマットを確立したことだと言ってました。昔はいろんなルールで競っていたバストーナメントを現在のような洗練された形に作り上げて、広く普及させる中心的な活動をしたのが、ほかでもないレイ・スコット率いるB.A.S.S.だったんですね。

釣り大会にはいろんな競技形態があります。まず、そこのところを整理しておきましょう。

1尾長寸または複数の合計長寸
1尾または複数の合計重量
総重量
尾数(多くは最小寸規定を伴う)

ほかにもいろいろありますが、基本的にはこの分類でいいかと思います。このうち1尾または数尾の長寸または重量で競う大会は、数を少なくすればするほど運に左右される度合いが強くなります。遊びの釣り大会でこの形態が多いのは、その方が誰でも上位に食い込める楽しみがあるからですね。まぁたいていは、そんなに甘くはありませんが・・・(笑)

競技色が強いほど尾数または総重量で競うことが強くなり、キス、ハゼ、アユ、ニジマス、ハエ、タナゴなどは数釣り大会が盛んです。競技として面白ければ、それでいいわけで、資源保護とかはまた別の話です。全日本キスは1尾長寸だ、宇治川のハエ釣り大会も数尾の長寸だ、タナゴ釣りには掌賞があるぞとか、そういう枝葉末節的な突っ込みも入れないでくださいね。わかった上で、あくまでトーナメントに話を絞って書いてるんですから!!

磯のグレと管理池のヘラブナはだいたい総重量ですね。グレは木っ端釣りに走らないように最小サイズ規定があるのが普通です。ヘラは管理池だったら放流サイスはコントロールされてるし、釣りまくっても魚が涸れる心配はあまりないから、たくさん釣ったもん勝ち。それでも競技としてのバランスが崩れないのは、数釣る中にいかに大きいのを混ぜるかという戦略の両立が欠かせないからです。

もっと複雑なのはビルフィッシュトーナメント。カジキのトローリング大会です。ラインクラスでハンディキャップが設けられていて、ファーストフィッシュボーナスなんかもあるから、ポイントを引き離されていてもライトラインのハンディキャップを活かして一発逆転が狙えますが、ルールがとても複雑だから、釣ってる本人が今何ポイントなんやぁ〜!? みたいなことになりがちです。って言うか、僕はいつもそうなってます(泣)

その上さらにややこしくしてるのが、タグ&リリースを競技に取り込もうとしてることです。ラインハンディキャップは釣ったカジキの重量に対して係数が設けられてるわけですが、リリースしたカジキの重さはわからないから、スコアは一律何kg×係数になります。現在はリリース奨励で、この一律のスコアが重めに設定されてるから、そうなると小さなカジキを手早く釣って数稼いたチームが得することになります。これは本来ビッグゲームの競技大会であるべきビルフィッシュトーナメントとしては大きな矛盾です。

極端な戦略として、優秀なスタッフを大勢揃えたチームがボートの機動力を活かしてアスターンでガンガン巻いて、掛かったカジキを短時間で寄せ、素早くタグを打って長いリーダーを残したままカットしてリリースすれば、ファイト時間は大幅に短縮できます。カジキのストライクは数10分から1時間ぐらい続いて止まり、また続いて止まり、それが1日に数回あるのが普通です。もしストライクから10分前後でタグ&リリースできたら、カジキが間違いなくいる場所ですぐさま釣り再開して、1回のチャンスの間に次のカジキをストライクさせることが可能になります。

勝ちを狙うだけなら、これほど大きなアドバンテージはほかになかなかありませんが、こんな曲芸みたいなカジキを釣りをして面白いでしょうか・・・!? まぁやってる人からしたら面白いんでしょうね。こういうルール上の不備や矛盾はほかのスポーツでもいろいろあって、そこを突いて勝つのが楽しいかどうか、正しいかどうかは常に議論と炎上の的になってます。例えば高校野球の連続敬遠とか・・・。

このようにいろんな競技形態がある中で、バストーナメントだけは例外的に数尾の合計重量で競うと同時に最小サイズ規定をを設けることで、競技性を実にうまくコントロールすることに成功してるわけです。と言うか、この方式でバス釣り大会の競技性をコントロールできることに気付いてトーナメントに取り入れたこと自体が偉大な発明と言っていいんじゃないかと思います。それがすべてのトーナメントに浸透していった結果、スポーツとしてのバストーナメントが高く評価され成功することになったわけですから!!

バストーナメントの競技形態はほかにもいろいろ試行錯誤されてます。例えば最初に書いたメガバックストーナメントでは、最終ラウンドは10選手に絞って、レイクのごく一部の限られたエリアを10区画に分けて一定時間ごとに移動しながら釣っていってました。これはファンが岸から観戦できると同時に、すべての選手を見ることができるようにするための工夫です。

後のトーナメントでは最終ラウンドに残った全選手にビデオカメラを同乗させて録画したり、今ではライブ中継までするようになってますが、結局のところプロスポーツとしてのバストーナメントの最大のネックは、選手が競技してるところを見られないことなんですね。その点を解消するために、いろんなことをやってきた結果、同乗カメラでライブ中継するまでになったわけですが、そうなると新しい大きな問題が浮上しました...

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琵琶湖なう フィッシングショーOSAKA2019の収穫

フィッシングショーOSAKA2019

フィッシングショーOSAKAの会場の様子でまず最初に気付いたのは、毎年入場したら真っ先に写真を撮ってアップしてる「撮影禁止」の立て看板がなくなったことです。そりゃそうですよね。看板が立ってたときだって、みんな写真や動画を撮ってネットにアップしまくってましたから、現実に合わせて運営をアップデートしていかないと釣りの世界だけが旧石器時代に取り残されてしまいます。そのことに今頃やっと気付いたかって感じです。

それと抱き合わせなのが、ネットの影響力が増大してることです。世間一般からは大幅に遅れて、釣りの世界にもSNSや動画の波が押し寄せるようになりました。某メーカーの人から聞いた話ですが、ある新製品を有名アングラーがYouTubeで紹介したら数10万回再生されて、横浜のショーではその製品を見に来る人の多さが際立ったそうです。数10万再生でそれぐらいの影響力はあるということですね。

さらに面白いのは、大阪のショーでは意外と期待したほどではなく、この差はいったい何やねんという話になりました。こういうのはネットやメディア、ショーだけを見てたのではわかりませんが、釣りの現場を知ってたら、その原因がよくわかります。YouTubeに登場して製品を紹介した有名人が、琵琶湖の釣りの現場では実はぜんぜん相手にされてませんからね。そのことを知ってたら起こってることはピタリと符合してるわけです。

(この有名人が誰かは直接聞いていただいたらお教えしますよ。まぁ琵琶湖ではよくも悪くも有名だから、言わなくても知ってる人は多いと思いますが・・・ w)

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琵琶湖なう フィッシングショーOSAKA2019の予定

フィッシングショーOSAKA2019バナー

フィッシングショーOSAKA2019 B.B.C.服部の予定です。会場で合い言葉を言っていただいた方全員にDVDを差し上げます!!

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琵琶湖なう 栗東管弦楽団演奏会 チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」

演奏終了

栗東管弦楽団を聴くのは初めてですが、2013年3月に最初の演奏会を開催して、今回が2回目だそうです。プログラムはベルリオーズ「ローマの謝肉祭」序曲とモーツアルト交響曲第31番「パリ」、チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」 1月27日(日)の栗東芸術文化会館さきらは今期最強寒波の雪は止んだけど、チャイコフスキーが暮らしたモスクワの厳しい冬を想像させる寒さです。

栗東芸術文化会館さきら

指揮者の野澤正寛さんは事前にネットで調べても情報がぜんぜん見付からず、プログラムにも紹介がありませんでした。京都コンサートホールへマーラーの交響曲第8番を聴きに行ったときの関西グスタフ・マーラー交響楽団に同姓同名のティンパニー奏者がいるんですけど、同じ人かどうかもわかりません。いまどき、ちょっと珍しい現象です。

会場案内

おまけに栗東管弦楽団についても事前の情報が少なく、謎めいた感じの演奏会でした。実はこの週末は釣りの予定があって、天気がよかったらパスするつもりだったんですけどね。強風予報で釣りが延期になから聴きに行ってみたら、実に面白い演奏会でした。

入場券

まず本番が始まる前のロビーコンサートで、チェロの8重奏が演奏する「となりのトトロ」の主題歌に合わせて小さな女の子2人が手拍子を始めたら、だんだん乗ってきて別の子も手拍子を重ねだして、しまいに歌い始めました。演奏者は笑ってるわ、何人もスマホで撮影し始めるわ、クラシックの演奏会とは思えない和気藹々の楽しいロビーコンサートになりました。

ロビーコンサート

ベルリオーズは華やかな演奏で、けっこう上手いやんとポンと手を打ちたくなりました。一抹の不安感や謎めいた感じは解消です。モーツアルトはなんでロマン派バリバリの2曲に挟んだのかちょっと意味不明で、プロのオーケストラだったらこんなプログラムの組み方はしないんじゃないでしょうか!? まぁやりたかったんでしょうね。その意気込みがよくわかるけっこうな演奏でした。

栗東芸術文化会館さきら大ホール

メインのチャイコフスキーは、最初の2楽章は危なっかしさはあるけど、そんなことを忘れさせる濃厚な演奏で、これは普通のチャイコとちゃうぞ!! という予感が・・・。そして第3楽章は、何だこれはと思うぐらいのゆっくりとしたテンポで始まって、若い指揮者がオーケストラをグイグイ引っ張って、息を呑むような速いテンポでコーダに持っていくものすごい演奏。これには聴いてる方も引っ張られて、大人しく聴いてた隣のおっちゃんが、終わった瞬間に思わず1人で拍手しそうになってましたからね。

アフローズ

第4楽章は堂々たるフィナーレです。チャイコフスキーは何回も生で聴いたことがありますが、この悲愴はちょっと印象に残りましたね。帰ってから3楽章だけYouTubeでいろいろ聴いてみたけど、似たような演奏は見付かりません。それほど個性的で貴重な体験ができるのは、生の演奏会ならではの醍醐味です。もしかしたらアマチュアオーケストラだからできることかもしれません。

栗東管弦楽団演奏会パンフレット

10月に聴いたマーラー8番は日本で聴ける機会はまずないだろうと思ってたし、先月のブルックナー第5番も死ぬまでに一度は聞いておきたいと思ってたのが実現しました。こうなったら来月の阪神学生オーケストラ、ショスタコーヴィチ交響曲第7番「レニングラード」も聴きに行くしかないなぁ・・・(笑)

琵琶湖なう 京都フィロムジカ管弦楽団第44回定期演奏会 ブルックナー交響曲第5番(18/12/25)http://bassingkawaraban.blog.fc2.com/blog-entry-5112.html

琵琶湖なう 芸術の秋 3週連続クラシックコンサート その3(18/10/22)http://bassingkawaraban.blog.fc2.com/blog-entry-4817.html

琵琶湖なう 芸術の秋 3週連続コンサート その2(18/10/15)http://bassingkawaraban.blog.fc2.com/blog-entry-4779.html

琵琶湖なう 「千人の交響曲」ではないマーラー交響曲第8番(18/10/09)http://bassingkawaraban.blog.fc2.com/blog-entry-4755.html

琵琶湖なう NHKの8K紹介にバスフィッシング中のボートが写りまくり!!

NHK「しがリサーチ 8Kタイムラプス紀行」の1ジーン

昨日のNHKおうみ発630で放映された「しがリサーチ 8Kタイムラプス紀行」最後の解説のところで、大津港沖でバスフィッシングのボートがいっぱい浮かんで釣りをしてるのを撮影してるシーンが出てくるんですが、本編には使われてません。琵琶湖でバスフィッシングがとても盛んで経済貢献してるという事実をNHKはよほど認めたくないんでしょうね(泣)

NHK「しがリサーチ 8Kタイムラプス紀行」の1ジーン

来年のオリンピックに備えて8K放送を開始したNHKが、こういう番組構成で宣伝したいのはよくわかります。8K撮影した映像を流しただけでは、観てる側は普通のハイビジョンかせいぜい4Kモニターだから、その真価は伝わりませんからね。だったらカメラマンに出演させて何がいいのかを説明さたらわかりやすいだろうという狙いです。

NHK「しがリサーチ 8Kタイムラプス紀行」の1ジーン

ところが、説明のときに使う映像が、これしかなかったわけです。カメラマン1人しか出せなかった取材で、白髭神社の鳥居に日の出が重なるシーンを撮影中に、予備的な映像を拾ってる余裕はなかなかありませんからね。それでも僕だったらiPhoneを使って撮るけど、天下のNHKのカメラマンはそういう貧乏取材はしません...

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