ニュースのこっち側 ビワコムシの季節
琵琶湖岸から最短距離で約1kmの自宅の外壁にも2週間程前からビワコムシが止まってます。風の弱い日は琵琶湖大橋西詰めで撮影するときにじゃまになってかないません。一番困るのは、気を付けてないとレンズに止まって写り込んでることがあるんですよね。
ビワコムシの正体はオオユスリカとアカムシユスリカで、アカムシユスリカの幼虫は釣りエサのアカムシとしてお馴染みです。両者とも幼虫は湖底にいて、蛹が水面まで泳ぎ上がって脱皮して成虫になって舞い上がります。琵琶湖や淀川下流のコイが巨大化するのは、栄養たっぷりのユスリカがたくさんいるのを楽に食えるからだと言われてますが、本当かどうかはわかりません。
成虫の寿命は1〜2日で、その間に交尾して産卵して死にます。成虫が飛び交うのはほんの短い間だけなんですね。幼虫は1年ぐらい湖底にいて、植物プランクトンが分解された有機物などを食べて成長しつつ、いろんな生物の餌になります。モロコをアカムシで釣るのはまさにマッチ・ザ・ベイトなわけです。蛹が泳ぎ上がるときはギルの絶好の食料になるから、駆除でギルが減ったらビワコムシが増える理屈が成り立つはずですが、ニュースに登場してる琵琶湖環境科学研究センターの人はそういうことは絶対に言いません。
琵琶湖では2017年に大量発生して問題になりました。そのときに対策が検討されましたが、見た目はよくないけど特に害はないということで見送られてます。長く続く現象かどうかわからないし、へたに触ったら琵琶湖の底質や水質が問題になって、得にならない仕事が増えそうだから、政治家も行政も研究者もメディアもスルーしたのかもしれませんね。
同じことを何回もアレンジして書くのは面倒くさいから、2017年5月16日の記事を転載しておきます・・・(笑)
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ニュースのこっち側 ビワコムシは実はいい子だった!!
17/05/16
「人畜無害で環境保全にも役立っているビワコムシ」
迷惑虫「ビワコムシ」が大量発生、壁や車にびっしり…「メチャきしょい」が、実は環境守る“いい虫”(産経ニュースWEST 17/05/12)http://www.sankei.com/west/news/170512/wst1705120002-n1.html
こういう風に書くとビワコムシはいい子に思えるかもしれませんが...
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