バスとワカサギ 共存か駆逐か!?

佐賀県北山ダムのワカサギ釣り

「貸しボート店や佐賀市などでつくる『北山湖環境保全及び安全対策会』は20年以上前から毎年、ワカサギの卵約1200万粒を放流している。外来種のブラックバスから在来種のハヤなどが捕食されるリスクを分散させるためだ」

ワカサギ釣りが旬、佐賀の新名物に ブラックバス減り、個体数増
(西日本新聞ネット版 17/01/16)http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/article/301707

「この日は数が伸びなかったが、5年前からワカサギの稚魚放流を始め、昨年は1月に16センチの“メガワカサギ”が釣れるなど、型の良さが東条湖の魅力」

兵庫・東条湖 悪条件でもワカサギ28匹 メガ期待
(nikkansports.com 17/01/06)http://www.nikkansports.com/leisure/fishing/news/1761563.html

「ブラックバスは冬場に活動が鈍り、ワカサギの生息域の水深約30メートルまでは活動しないので、生き残ったワカサギが成長したようです」

ワカサギ釣りが朝来・生野銀山湖の冬の名物に 15センチ超の大物も
(産経ニュース 17/01/05)http://www.sankei.com/region/news/170105/rgn1701050037-n1.html

「釣り場を運営する美鈴湖ウテナ荘によると、同湖では二十年ほど前から外来魚のブラックバスとブルーギルが増えてワカサギが全滅状態になった。一昨年から県水産試験場(安曇野市明科)の指導で外来魚駆除を続けており、毎年ブラックバス千匹前後、ブルーギル数千匹を駆除してきた。(改行)二〇一二年からは毎年、諏訪湖などからワカサギの卵千五百万〜二千万粒を仕入れ、ふ化した稚魚を放流。昨年は約二十年ぶりに本格的なワカサギ釣り営業が復活した」

型良し、影濃し、美鈴湖でワカサギ釣り解禁 外来魚駆除が効果
(ChunichiWeb長野 16/12/24)http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20161225/CK2016122502000020.html

バスフィッシングとワカサギ釣りが両立してる所はたくさんありますよね。たいていはよく管理され、バスフィッシングも非常に盛んな湖です。西日本では津風呂湖などが代表格。新聞記事になってる東条湖と銀山湖は1970年代に関西で最初にバスが釣れ始めた古い歴史を持つ湖です。

琵琶湖のワカサギはいないことにされたのが、次第に増えてよく穫れるようになって、活用に旗向きがかわってきてます。官民上げて盛んに売り込むようになるのも時間の問題じゃないでしょうか。そうなったら八百長琵琶湖八珍が九珍に増えたり、新しい郷土食の一つとして高校生が新料理を考案したりするようになったりして・・・(笑)

そろそろ琵琶湖の岸から玉網でガッポガッポ掬えるぐらい接岸する季節になります。ここではバスとワカサギは完全に両立してますね。ワカサギがどこから来たかは、本来琵琶湖にはいないはずの移入魚だから必死で隠してるけど、ちょっと考えればわかることです。

記事になってるワカサギ釣り場の事情はそれぞれいろいろ。長野県美鈴湖は外来魚を駆除したことでワカサギが増えたと言ってます。兵庫県の東条湖と銀山湖はワカサギを放流してるだけで両立。佐賀県北山ダムは原因不明のバス絶不調で、ワカサギが釣れてるのはそれと関係があるのか、あるいは仕方なくワカサギ釣りを宣伝したのが当たっただけなのかはよくわかりません。あくまで結果オーライです。

琵琶湖でワカサギが増えてるのは、水域が広大で水深もあるから、いろんな魚食魚がいても食い尽くされてしまわないということはあるかもしれません。美鈴湖がその逆だということも十分考えられます。つまり水域によって条件は様々だということです。

そういうことも踏まえた上で、何が何でも外来魚を駆除するなと言う気はありませんし、今までに言ったこともありません。言ってるのは、水域固有の環境やデータを無視して、何が何でも完全駆除を目指すのは無駄が多過ぎるからやめた方がいいと言ってるのです。それと、そんなアホな駆除を正当化するためのリリース禁止は、環境回復に貢献した成功例がなく、憲法で保証された幸福追求権と表現の自由に反し、教育、福祉、経済上のデメリットがメリットを上回ることを理由に反対します。

そういうことを言うと、駆除が好きな人達が出してくるのが予防原則です。効率とかデータとかの評価をしてる間にも絶滅する種が出てきたり、環境の悪化が進む恐れがあるから、まず駆除を始めろという、後出しジャンケンみたいな理屈ですね。まぁそれぐらいしか言えることがないのかもしれませんが・・・。

で、いつも果てしない議論が続いて、歩み寄りの姿勢は微塵もなく、最後は政治決着。なぜそうなるかと言うと、リアリストとお花畑な人達では話が噛み合うはずがないからです。今までず〜っとそうでした。

山形のリリース禁止が実質ゾーンニングになったのは、その点では画期的な進歩だから、行政も含む関係者の努力とその成果はもっと評価されるべきです。例えば釣り環境大賞みたいなのが日本にあったら、助成金活動に熱心な団体なんかではなく、彼らこそ真っ先に叙せられるべきです。

そんな現状でも現場では日々の釣りが休むことなく続いて、真冬でもバスを釣ってるアングラーもいれば、ワカサギ釣りを冬の楽しみにしてる釣り人もいます。日本の釣り場全体の環境整備の中で、ワカサギ釣り場として存続するために外来魚を駆除することしか選択肢がないのであれば、条件次第で許容することに反対はしません。むしろ、そういう釣り場もあってこその共存です。

問題は、そういう場所があることを人質に取って、どこでもここでも何が何でも駆除だと、個々の条件も顧みず主張するアレな人達が少なからずいることです。水槽の小魚が全滅したから、琵琶湖の外来魚も完全駆除しないと在来魚が全滅すると本気で考えて、予防原則を振りかざす人達と発想は同じですね。そんな人達には、バスフィッシングとワカサギ釣りが両立して、経済的にもとてもうまくいってる釣り場がたくさんある現実は見えてません。これをお花畑フィルターと言います。

お花畑フィルターを通して見る限り、琵琶湖にワカサギはいないはずでした。それがあまりにも増え過ぎて、フィルターの絶対防衛線を越えて見えるようになりつつあります。そうなったら売り物にするしかありません。予防原則より経済原則です。そんなワカサギが琵琶湖の浜から玉網でガッポガッポ掬える季節がもう目の前ですね!!


ワカサギ祭297尾…奈良・布目ダム(スポーツ報知ネット版 17/01/19)http://www.hochi.co.jp/dosports/fishing/20170119-OHT1T50050.html

ワカサギ釣り、手応えに熱気 滋賀・余呉湖で最盛期(京都新聞電子版 17/01/18)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170118000160

ニュースのこっち側 八百長琵琶湖八珍の提唱者がレシピ本出版(17/01/17)http://bassingkawaraban.blog.fc2.com/blog-entry-1664.html

ニュースのこっち側 バスはもはや郷土食!! 安曇川高校生が考案(17/01/16)http://bassingkawaraban.blog.fc2.com/blog-entry-1659.html

ニュースのこっち側 山形のリリース禁止は漁業権設定水域に限定!!(16/11/17)http://bassingkawaraban.blog.fc2.com/blog-entry-1378.html

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