琵琶湖の若手漁師の新しい取り組み

今朝どり おとどけ。 中村水産

「戦後、これまで湖を浄化していたヨシ地や内湖(琵琶湖の周辺にある水源)を埋め立てたこと、そして水質汚染で生態系のバランスが崩れ、水産資源は減少。人々の湖魚食離れもあり、いまや琵琶湖をめぐる問題は山積しています」

「無駄な殺生はしたくない。ずっと琵琶湖の漁師でいたいから」。生態系を考えて小売店や消費者と直接つながる、若手漁師中村清作さんの仕事。
(greenz 17/03/29)http://greenz.jp/2017/03/29/seisaku_nakamura/

ここまで問題点をきれいさっぱり避けて通ってたら、むしろ清々しい感じがします。なにしろヨシ原や内湖の埋め立て、水質汚染には申し訳程度に軽く触れつつ、外来魚のことは書いてないんですからね。今の日本のメディアのデファクトスタンダードから考えて、避けて通ってるとしか思えません。森友問題以降急に言われ出したけど、実は昔からあって、むしろ日本の伝統芸とも言うべき「忖度」ってやつです(笑)

漁師の中村清作さんはどんな人か知らないので詮索はしませんが、湖魚の通販サイトはけっこう使えそうですね。コアユ1000円/500g、セタシジミ800円/500g、ビワマス280円/100g(1尾1500〜4000円)と決して高くない値段設定ですし、普通なら時価でもおかしくない高級魚介を正価表示で販売してるのはとても良心的です。

中村水産HPhttp://nakamura-suisan.com/

海の魚は漁師が獲って来たのを港でセリにかけて、仲買業者が買い取って、トラックに乗せて都会の中央市場へ発送。翌日の朝セリで末端業者が買い取るのが最も一般的な流通形態です。高級魚は金持ちが多い地域でこそ高値が付くから、最も目指すのは東京の築地市場。特定の地域で好まれる魚は、例えばアカムツなら富山や石川などの消費地へ発送されることになります。港のセリ場では、仲買がセリの前にケイタイで各地の値段を調べてるのが普通の景色です。

琵琶湖の魚介はそんな流通形態に乗らず、今でも地産地消なんですね。滋賀県が必死になって売り込みを図ってるけど、そこのところを解消しない限り、観光地の土産物や珍しい料理の域を出ません。八百長琵琶湖八珍では本当の問題解消に結び付かないわけです。その点で、中村水産の取り組みはブレークスルーになるかもしれません。

琵琶湖全体の水揚げ量を全部合わせても、海の大きな漁港1カ所の水揚げに及びも付かないから、同じような流通形態を目指してもとても対抗できません。だったら、各漁協や漁師個人が直接消費地にアプローチして、品物の価値を理解して大事に扱ってくれる鮮魚店や料理店、個人客に直売りする方がよほど合理的で、これこそ生き残る道かもしれません。中村水産の取り組みは、そんな流通形態を具現化してます。魚が穫れないからといって駆除に勤しむよりも、よほど琵琶湖のためにもなりますよね!!


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