FC2ブログ

釣り記者修行 釣りの終活

軽トラのおっちゃん

よく釣りに行く川でときおり一緒になる老人がいる。齢八十ぐらい。足がだいぶ弱っていて、荷物を抱えて土手道から河原へ降りるのも難渋するぐらいで、もう来年は来られないかもしれないと本人が笑いながら言うのを聞いたことがある。それでも釣りが好きで天気のいい日を選んでやって来る。決して釣り上手ではないが、釣りをしてる姿は実に楽しそうだ。

「釣りはフナに始まってフナに終わる」という古い言葉がある。例によって釣りのことだから、いろんな解釈が展開されるのだが、その代表的なものとしてよく言われるのは、子供の頃のマブナ釣りに始まって、より高度なヘラブナ釣りに終わるというものだ。一応の筋は通ってそうに思えるし、賛同も多い。しかし、発想があまりにも普通過ぎて面白くも何ともない。

老漁師のリアルな姿をよく描いてるのは、アーネスト・ヘミングウェイの「老人と海」が最高傑作だと言い切っても反対する人はあまりいないだろう。もう一つ、ノーマン・マクリーンの「マクリーンの川」のラストシーンには、年老いたフライフィッシャーマンが一人川に立つ姿が描かれている。どちらも実に格好よくて味わい深いと思うが、若い人にはなかなか理解されないかもしれない。

さて、話を「フナに終わる」に戻して、このフナはやっぱりマブナでないと面白くないと思うのだ。子供の頃のマブナ釣りに始まって、いろんな釣りをやり尽くして、そのうちのいくつかは他人に負けないと思える域にまで到達し、もちろんヘラブナ釣りも経験した上で、最後の最後に子供の頃のマブナ釣りに戻るのでなければ、この言葉が釣りの本質を言い当ててる本当の奥深さにはたどり着けないのではなかろうか。

翻って自分はどうか!? 最初に書いた老人と出会った川釣りは、子供の頃に無邪気に楽しんだ川のハエ釣りそのもので、今の自分なりに工夫しながら釣ってみると、これが実に面白い。「フナに終わる」とはこういうことかと思ったりもするが、まだその先がありそうな気もする。

季節はそろそろ夏が近くなって、もう一つ飽きずに続けてるカジキ釣りが好シーズンを迎えようとしている。今週末のすさみビルフィッシュトーナメントは天気が悪そうだから、自分のボートでエントリーしてたら回航できなかったかもしれないなぁ・・・などと考える一方、次に雨が止んで川へ行けるのはいつになるかと週間予報とにらめっこしてたりして、「フナに終わる」境地にはまだまだ達せそうにない。

※Bassingかわら版はバスアングラーの皆さんのためのメディアです。自由な情報発信と中立、公正、公平を貫くため特定企業、団体からのスポンサードを受けることなく運営しています。これからも情報発信を続けていくために、ご購読をよろしくお願いします!!


関連記事
プロフィール

びわこおおうなぎ

Author:びわこおおうなぎ
琵琶湖発バスフィッシング情報 Bassingかわら版Blogへようこそ!!

Bassingかわら版Twitter
最新記事
カレンダー
10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリ
ブログ内検索
リンク
釣りと環境とメディアの本
Sponsored Link
Sponsored Link
おすすめ Goods
超ヘビーユーザー愛用
iPhone防水ケース


ケイタイサイズの
デジタル風速計

<インプレッション>

釣りと天気の本
ウエラブルカメラ特集














RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ