ニュースのこっち側 初期防衛からモグラ叩きへ!! コロナショックの長期化で釣りはどうなる!?
「会議後の会見で、国内の感染の流行が長期化する見通しを示したうえで、クラスター(小規模な患者の集団)の早期発見・早期対応や、感染を防ぐための市民の対応の徹底といった基本戦略を強化すべきだとした」
政府の新型コロナウイルス感染拡大防止専門家会議が開かれ、会議後の会見で感染が長期化する見通しが示唆されました。このタイミングでの会見は、感染拡大に向けた新型インフルエンザ対策特別措置法の改正案が成立する見通しになったからでしょうね。つまり、専門家に露祓いさせておいて、特措法の改正が成立したところで次なる対抗策を開陳して、美味しいところは持っていこうという段取りなんじゃないでしょうか!?
「脇田座長は『19日ごろには北海道とそれ以外の地域の感染状況が明らかになってくる』と述べた。専門家会議として、それまでは現在の対策の継続を求めた」
北海道知事が非常事態を宣言したのは政府に指示されてか、あるいは意図を汲んでのことだったんじゃないかという話があります。全国に先駆けて感染者が急激に増えたことで、いわば感染症対策の実験場にされたんじゃないかと言うんですね。そこでの対策がある程度の成果を上げつつあるのと、一方ではクルージング船や屋形船、ライブハウス、スポーツジムなどがホットスポットになった各地の感染の様子もだいぶわかってきて、具体的にこういう場所は危ないから気を付けた方がいいよという説明のされ方になってきました。
その一方、ここ1〜2週間が瀬戸際と言ってた期限が終わりに近付いて、次はどうするねん!? と聞かれて回答に窮したりもしてます。そこで出て来たのが、19日頃までは現在の対策を継続してほしいという新たな期限設定です。やっぱり1〜2週間というのは、その場にまかせて言ってただけみたいですね。次の段階として14日にも特措法の改正案が成立して、19日頃には次はこうすると発表すべく、今のところは中韓からの渡航制限とか、マスクの転売禁止とか、仕事を休まないと仕方ないフリーランスにも補償するとか、ネタを小出しにして場を繋いでるところです。
「舘田一博・日本感染症学会理事長は『インフルエンザのように暖かくなると消えるウイルスではない。数カ月から半年、または年を超えて続ける必要がある』と長期的な対策が必要だとした」
すでに国内での感染拡大が始まってしまった以上、水際防衛も続けながら、自陣内に出没するゲリラ掃討に闘いの場を拡げざるを得ません。ここで重要なのは、外来魚の駆除みたいにできもしない完全駆除のような原理主義的妄想を元に目標設定にしないことです。つまり、観光産業に忖度してゴールデンウィークまでにはとか、莫大な投資を取り返すためにオリンピックまでにはとか、そんなことは考えず、現実的に可能な目標を設定して対策を考えないといけません。
「数カ月から半年、または年を超えて(対策を)続ける必要がある」というのは、今まで語られなかった長期に渡るロードマップを示したという点で重要です。いつかは感染の拡大が落ち着くとして、それが数週間先なのか、数カ月先なのか、数年先なのか!? 落ち着いた後もあちこちで少ないながらも感染者が現れるのを拡散しないようにつぶしつつ、健全な経済活動を復活させながらなんとか軟着陸させないといけないという話です。対策は初期防衛からモグラ叩きみたいな感じにかわっていくんでしょうね。
「日常生活でクラスター発生のリスクが高くなるのは、①換気の悪い密閉空間②人が密集③近距離での会話や発声――の3条件が同時に重なることだと改めて示した。満員電車は①②が当てはまるが、③はあまりされないものの、場合によっては③が重なることがあるとした。通常の野外スポーツでは3条件はそろわないが、着替えやミーティングではそろうことがあると注意を呼びかけた」
だったら釣りはどうなるのか!? ギューギュー詰めの乗合船でもない限り、上の3条件には当てはまらないから、逆にどんどん行って経済貢献しろってことで、世間的にそうは言い辛いけど、うまく雰囲気を醸し出したら落ち込みを避けることはできそうです。まぁそれでも、今どきどこに落とし穴があるかわからないから、この機に乗じて金儲けしようなどという下心を出してはいけません。調子に乗り過ぎたらろくなことがないから気を付けてくださいね。
株や原油価格が暴落して、景気が悪くなるのは程度問題で避けられそうにありませんが、そもそも不景気に強いのが釣りという遊びです。昔は景気が悪くなったら釣りが流行ると言われたぐらい、暇な人がお金をかけずに楽しむことができる遊びですからね。景気がどん底になったら、釣り場に人はいるけど物は売れてないとか、そういうことになるかもしれませんが、まぁ今でもよく売れてるわけではないし・・・。売れてる分野は一部だけで、全体としては底打ちしたままだから、これ以上悪くなりようがないのが現状です。
フィッシングガイドなんかに乗ろうと思ったら1日数万円のお金がかかります。景気のよし悪しが一番響くのはこういう分野です。高額商品が売れなくなるとか、ボートの需要が新艇から中古艇に移るとか...
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